角栓のケア

抗生物質による角栓への影響

 

角栓はある期間続くと、自然に取れます。取れ方は洗顔の際、脂肪の塊のような感じでポロッと落ちることもありますし、少しずつ油が溶けて行くように毛穴の中がきれいになっていく方もおられます。

 

治りかたは個人差があり様々ですが、自然に出てくるように、そっとしておくのが一番です。

 

抗生物質を飲んでいない方は角栓が出た後、確実に毛穴が細くなっていますし、肌もつるつるに生まれ変わっています。反面、3ヶ月以上の長期に渡る抗生物質の服用は水洗顔に辿り着くまでに、大きなニキビ痕の凹みを作っている場合が殆どで、凹みが防げても毛穴が広くなっています。

 

普通の人のように毛穴が細いつるつる肌に達していません。その理由として、毛穴の常在菌が長期の抗生物質服用で減ったと考えられます。毛穴を守る常在菌が減少すると色々な有害菌が増えて毛穴が炎症を起こします。

 

慢性化した毛穴の炎症は正常な毛穴を広くします。3ヶ月以上の抗生物質服用は毛穴の炎症が重く毛穴が急激に大きくなっており、毛穴パックによるものよりはるかに毛穴が大きくて深刻です。

 

抗生物質を長期服用している方は皮脂が過剰に出て肌が乾燥しないので回復が遅くなり、それが大きい毛穴に溜まると太い角栓になります。慢性化した毛穴の炎症が毛穴を大きくし、大きな毛穴に過剰な皮脂が溜まると角栓が大きくなります。